エンジニアがハマるアニメ6選(前編)

エンジニアコラム

「コラビィ!」の編集部が、「エンジニアがハマるアニメ」を独断と偏見でピックアップ。
さまざまなエンジニアと接してきた「コラビィ!」ならではの視点で、エンジニアにオススメのアニメを厳選しました。
果たして、どのようなアニメを編集部は厳選したのか?お暇な時にお楽しみください。

エンジニアがハマるアニメ6選(前編)

電脳コイル

エンジニアのためのアニメといえば、真っ先に思い浮かぶのが「電脳コイル」。

・2007年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞
・第7回東京アニメアワードTVアニメ部門優秀賞
・第39回星雲賞メディア部門大賞
・第29回日本SF大賞
・第13回アニメーション神戸個人賞を受賞(磯光雄監督個人)

といったアニメ界の数々の賞を総なめにした名作アニメ

まるで現実のGoogle Glassかのようなウェアラブルコンピューターである「電脳メガネ」をかけると、電脳空間に入ることができ、現実世界には存在しない電脳ペットなどを見たり、育成したりすることができるようになる。

物語では、その電脳空間でバグ「イリーガル」が発生し、電脳空間を破壊し、電脳メガネでアクセスしてきた人間を次々と飲み込んでいき、現実世界に戻れない子供たちが続出。
そこで主人公たちはそのバグから子供たちを守り、バグに飲み込まれた少年少女たちを助け出していくというストーリー。

作中では用語として、「メタタグ」や「ドメイン」「ファイヤーフォックス」といったエンジニアにはお馴染みの単語が使用されている。そのため、この「電脳コイル」はエンジニアによるエンジニアのためのアニメといわれている。

宇宙兄弟

講談社「モーニング」で連載中の漫画家・小山宙哉先生の宇宙をテーマにした漫画「宇宙兄弟」が原作。累計発行部数1700万部以上を売り上げている超人気宇宙漫画。
アニメのほうは、2012年から2014年まで日本テレビ系列で放送され、全99話。宇宙事業を展開しているアメリカのNASAJAXAが全話チェックしているだけあり、宇宙飛行士になるまでの過程はかなり現実に即した内容となっています。
そのため、作中もかなり理系に寄った内容で、宇宙飛行士になるための数々の試練は、まさに理系。方程式に従ってプログラミングを組み込んでいくエンジニアには、まさにピッタリの作品。

アニメスタッフも、劇場版ドラえもんでセンセーションを巻き起こした「渡辺歩」監督に、音楽はマジンガーZで有名な大作曲家「渡辺宙明」の息子の「渡辺俊幸」といった豪華スタッフ。まさに、「このスタッフで面白くないわけがない」といったところ。
中でも渡辺俊幸さんが作曲した「We are 宇宙兄弟」という宇宙兄弟のメインテーマは、エレキギターとオーケストラという、かつてない組み合わせで音楽界を仰天させた。
まさに音楽界の革命ともいうべき、このメインテーマは、しかし、宇宙兄弟の世界を見事に表現し、名曲として世界中から賞賛されている。

銀河英雄伝説

徳間書店より発行された田中芳樹の小説「銀河英雄伝説」が原作。原作本は全10巻で、累計発行部数が1500万部を超える超ヒット小説。
銀河(宇宙)を舞台に戦争が繰り広げられ、そんな戦争の時代に現れた若き天才ラインハルトと、不敗の魔術師ヤン・ウェンリーを中心に物語は進んでいく。

アニメ化は2回され、1回目は1988年~2000年にOVA(オリジナルビデオアニメ)として、「VHSビデオ1本に1話収録」の通販(いわゆる「フェリシモシステム形式」での定期購入)とし販売。その後にビデオレンタルがリリースされるという方式をとった。全110話、劇場版3本、外伝52話。

当時のビデオレンタルショップでは、新刊が出るたびに客が殺到し、「レンタル中」が半年以上も続き、新作を見ることができない学生が続出した。

2回目のアニメ化は2018年~で、現在も新作が鋭意制作中。なお、テレビ地上波のEテレでは2020年4月より放送が開始されている。

この「銀河英雄伝説」が他の戦争映画やアニメなどと大きく異なる点は、「優秀な独裁者」と「選挙で選ばれた低能なリーダー」のどちらが良いか?を問いかけていること。
いわば、「独裁国家」か「民主主義国家」か。現代風にいえば、共産国家vs民主国家のどちらが素晴らしいか?ということが、全編を通しての大きなテーマとなっています。これにより、高学歴の思考力を大いに刺激し、大きな論争となって、熱狂的な支持者を獲得しています。

また、戦争シーンも、世界史を研究している田中芳樹らしく、緻密に構成され、戦略とは?戦術とは?が非常に分かりやすく学べるような内容になっている点もエンジニア向けの作品であるといえる。

まとめ

「コラビィ!」編集部により、完全な独断と偏見で、エンジニアがハマるアニメをピックアップしました。
さまざまな意見があるかとは思いますが、大きく広い心でご笑味していただけたら幸いです。ちなみに異論反論は受け付けません。

それでは、次回は「後編」と題し、昭和アニメも含め、幅広くピックアップしていこうと思います。
ご期待ください。

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